【2026年】東京23区の中古マンション価格相場が安い駅ランキング。シングル向け、カップル・ファミリー向け、それぞれ1位は?

今回調査したのは、東京23区内にある中古マンションの価格相場。都内の不動産価格は上昇の一途をたどっており、「新築マンションなら1億円超は当たり前」なんて声も聞こえてくる。中古マンションも例外ではなく、手の届きにくさは増すばかり……。それでも仕事や生活、交通網といった環境のよさを考えると、「やっぱり23区内に住みたい!」と考える人も少なくないだろう。そんな人の参考になるように、東京23区内に位置する駅から徒歩15分圏内にある、シングル向け(専有面積20平米以上~50平米未満)とカップル・ファミリー向け(専有面積50平米以上~80平米未満)、それぞれの中古マンション平均価格が安い駅のランキングを一挙公開!

東京23区内にある中古マンション価格相場が安い駅ランキング

「シングル向け」1位は、新橋まで20分ほどで行ける大田区の駅

シングル向け中古マンション(専有面積20平米以上~50平米未満)の1位に輝いたのは、都営浅草線・西馬込(にしまごめ)駅で価格相場3045万円。東京23区の南端で、多摩川を挟んで神奈川県川崎市に接する大田区に位置している。西馬込駅自体、都内の地下鉄駅では最南端というロケーション。とはいえ都心のビジネス街・新橋駅まで、都営浅草線1本で約20分。西馬込駅から4駅目の五反田駅から、都心部を走るJR山手線に乗り換えることもできる。都営浅草線のアクセス特急に乗ると、成田空港駅まで乗り換えせずに約1時間46分で行くことも可能だ。

都営地下鉄浅草線の西馬込駅東口

(画像/PIXTA)

1位・西馬込駅の地下ホームから地上に出ると、目の前は国道1号・第二京浜道路。その大通り沿いにスーパーやドラッグストア、コンビニが点在している。国道1号の西側には「西馬込商店街」、東側には「馬込文士村商店会」があり、しゃれたベーカリーやこだわりの飲食店といった個人商店が住宅の合間に見える。この駅周辺の一帯は大正・昭和期に多くの作家・芸術家が居住し、「馬込文士村」と呼ばれていた。彼らの住んでいた場所には現在、記念館や居住跡案内板があり、かつて文化人たちが愛した落ち着いた街並みは現在にも息づいている。駅の東側の馬込桜並木通りでは600mほどにわたって約90本の桜が咲き誇り、見頃に合わせて例年「馬込文士村大桜まつり」が催されるのも街の名物だ。

馬込桜並木通り

(画像/PIXTA)

2位には板橋区の都営三田線・板橋本町駅が価格相場3490万円でランクイン。同じ都営三田線沿線にある、巣鴨駅からJR山手線に、水道橋駅からJR中央・総武線各駅停車に、大手町駅からは東京メトロの丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線に乗り換えることができる。東京駅にも近い大手町駅までは約21分だ。地下ホームと結ばれた4つの地上出入口は、国道17号と環七が交差する四つ角に面している。国道17号の上部には首都高速も通っていて交通量の多い交差点だが、脇道に入ると喧騒(けんそう)も薄れる。駅の東北方面には「東洋大学総合スポーツセンター」や「味の素ナショナルトレーニングセンター」、東南方面には帝京大学の医学部や附属高校・中学、そのほど近くに東京家政大学の短大・高校・中学の敷地が広がり、落ち着いた雰囲気の街並みだ。国道17号に並走する旧中山道沿いの商店街にはスーパーや100円ショップ、中華食堂やラーメン店などの飲食店もあるため生活しやすいだろう。

都営三田線の板橋本町駅A1番出入口

(画像/PIXTA)

板橋本町駅から南へ旧中山道沿いの商店街を20分ほど歩くと、3位の板橋区役所前駅にたどり着く。価格相場は3650万円で、2位と同じ板橋区。都営三田線沿線のため他社路線に乗り換えがしやすい点も2位と同様だ。板橋区役所前駅付近の旧中山道沿いにも商店街が広がり、駅出入口がある国道17号の西側にもさまざまな飲食店がそろっている。駅出入口の一つは、地下通路で板橋区役所と結ばれているのも便利なところ。そして区役所を通り過ぎて山手通りを渡り、駅から西へ15分弱も歩くと、価格相場3880万円で4位にランクインした板橋区の東武東上線・大山駅に到着する。山手通り~大山駅間の「遊座大山商店街」は多彩な店舗でにぎわっているので、板橋区役所前駅や大山駅の近くに住んだ際にはぜひ利用したい。

板橋区役所前駅から直結の板橋区役所

板橋区役所前駅から直結の板橋区役所(画像/PIXTA)

ここまで見てきたトップ4のうち3駅は板橋区に位置していた。トップ15には板橋区が3駅、大田区と荒川区も各3駅、続いて台東区と北区が各2駅、練馬区と中野区が各1駅。範囲を広げてトップ29の駅(上位32駅)の所在地を見ると、最も多いのは荒川区で5駅、続いて大田区・板橋区・台東区・豊島区が各4駅ランクインする結果となった。

【シングル向けTOP16~29】 順位/駅名/価格相場(駅の所在地/主な路線名) 16位 京急蒲田 4490万円(大田区/京急本線) 16位 西巣鴨 4490万円(豊島区/都営三田線) 18位 新井薬師前 4630万円(中野区/西武新宿線) 19位 笹塚 4780万円(渋谷区/京王線) 20位 椎名町 4799万円(豊島区/西武池袋線) 21位 入谷 4840万円(台東区/東京メトロ日比谷線) 21位 日暮里 4840万円(荒川区/JR山手線) 23位 板橋 4880万円(板橋区/JR埼京線) 23位 下落合 4880万円(新宿区/西武新宿線) 23位 住吉 4880万円(江東区/東京メトロ半蔵門線) 26位 高円寺 4885万円(杉並区/JR中央線) 27位 南阿佐ケ谷 4898万円(杉並区/東京メトロ丸ノ内線) 28位 若松河田 4965万円(新宿区/都営大江戸線) 29位 浅草 4980万円(台東区/東京メトロ銀座線) 29位 要町 4980万円(豊島区/東京メトロ有楽町線) 29位 下板橋 4980万円(豊島区/東武東上線) 29位 西日暮里 4980万円(荒川区/JR山手線)

「カップル・ファミリー向け」を安く探すなら足立区は見逃せない!

続いてカップル・ファミリー向け中古マンション(専有面積50平米以上~80平米未満)のランキングを見ていこう。1位には価格相場が3580万円と同額だった、京成金町線・柴又駅と、日暮里・舎人ライナーの西新井大師西駅の2駅がランクインした。

1位の京成金町線・柴又駅は葛飾区を代表する古刹「柴又帝釈天」の門前にある。一帯は映画『男はつらいよ』(松竹映画)の舞台として知られ、帝釈天の参道には主人公の生家のモデルになったといわれるお団子屋さんをはじめ、飲食店や土産店がひしめいている。帝釈天を通り過ぎ、駅から東に15分弱も歩くと江戸川の河川敷へ。都内に唯一残る渡し舟「矢切の渡し」の乗り場があるので、小舟で対岸の千葉県に渡ってみるのも一興だろう。春のお花見、夏の「葛飾納涼花火大会」でもにぎわう河川敷へ向かう玄関口ともなる柴又駅は、観光地の側面ももっている。しかし、帝釈天とは方向が異なる駅の西側や南側には、青果店や精肉店などの個人商店やスーパー、ドラッグストアといった地元のひと御用達の商店街もあり、生活の場としても過ごしやすそうだ。また、柴又駅から京成金町線で京成高砂駅に出て、京成本線の通勤特急に乗ると、JR山手線に接続する日暮里駅まで計約25分で行くことが可能だ。

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【“沸騰”不動産の対処術】「買えるのは中古だけ」時代のマンション選び 築年、平米よりも重要な「新基準」とは
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「普通の会社員が新築マンションを買える時代は終わった」――そんな言葉を耳にすることが増えている。実際、不動産経済研究所が公表した2026年上半期のデータによれば、東京23区の新築マンションの平均価格は1億3064万円に到達。年収2000万円クラスでも住宅ローンの審査が通るかどうかギリギリという状況だ。こうした背景から、日本社会に根強い「新築信仰」も揺らぎ始め、今や“築浅中古”や“駅近中古”マンションに注目する購入希望者が急増している。ただし、その際に見落とされがちな重要なポイントがある。近年、管理費や修繕積立金の上昇も無視できない要素だ。わずか数年で平米あたりの負担額が大きく膨らむケースもあり、価格そのものだけでなく、長期的な維持コストを冷静に見極めることが求められる。なぜ都市部の不動産価格は下がらないのか。その背景を読み解く鍵のひとつが人口動態にある。不動産コンサルティング会社「さくら事務所」の山本直彌氏はこう語る。「日本全体で見れば少子高齢化に伴い住宅需要が減少しているのは事実です。しかし都心や主要都市では、逆に人口減少が価格を押し上げる要因になることがあります。過疎地では生活イン
30年後、マンションの価値が激減!? タワマン時代の終焉と注目され始めた“ミニ戸建て”という選択肢
30年後、マンションの価値が激減!? タワマン時代の終焉と注目され始めた“ミニ戸建て”という選択肢
今、自宅を買おうとしている人の多くが、30年ローンという長期返済を前提に資金計画を立てています。では、そのローンを払い終える30年後の日本は、どんな住宅事情になっているのでしょうか? 都市部のマンションは今後も価値を維持できるのか、それとも…。マンション評論家・のらえもん氏が、将来のマンション市場と住まいのあり方について独自の視点から予測します。日本の人口は今後確実に減少へと向かい、2050年には1億人を下回るとされています。これは政府系の研究機関による信頼性の高いデータに基づいた予測です。この流れが続けば、全国のマンション価格の95%が今よりも下落する未来も現実味を帯びてきます。人口減は、特に地方部だけでなく、首都圏近郊にもじわじわと影響を及ぼすでしょう。例えば、神奈川県綾瀬市では今後10年間で約4000人が減少する見込みです。割合で見れば5%程度ですが、若者の流入が止まれば、街は急速に高齢化。店舗や公共施設も高齢者向けにシフトし、活気が失われていきます。そんなエリアでは、中古マンションの売却も難航しがち。買い手は高齢者中心になり、資産価値の維持はますます困難になります。こうした背景
住宅ローン固定金利がついに上昇…!今こそ見直したい返済&節約の賢い方法とは?
住宅ローン固定金利がついに上昇…!今こそ見直したい返済&節約の賢い方法とは?
住宅ローンを利用している方にとって、金利の動きは見逃せないニュースです。2026年春以降、大手銀行が相次いで住宅ローンの固定金利を引き上げたことで、「うちの家計は大丈夫?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、最新の金利動向をわかりやすく解説しながら、これからの返済に備えるために知っておきたい「利息を減らす具体的な方法」を4つご紹介します。なぜ今、住宅ローンの固定金利が上がっているのか?2026年に入り、日本銀行が長らく続けてきた「マイナス金利政策」を解除し、段階的な利上げに踏み切りました。これを受けて、日本の10年国債利回りが1.5%を超える水準に上昇し、それに連動して住宅ローンの固定金利も上がっているのです。実際、4月時点でメガバンクをはじめとする多くの金融機関が、固定金利を0.25%前後引き上げました。10年固定型では1.8%〜2.3%台が目安となり、ここ数年で見ても顕著な上昇傾向といえるでしょう。固定金利と変動金利、いま選ぶならどっち?住宅金融支援機構の調査によると、日本では約77%の人が「変動金利」を選んでいます。確かに、現在のように金利がまだ低いうち